自叙伝の出版について
自叙伝を出版したいんだけど、どうすればいいのか、わからない。
そう思われている方はたくさんいらっしゃると思います。
今回は、自叙伝を出版するにあたっての流れをお伝えします。
まずもちろんですが、内容の詳細を決定します。
主なテーマを決めたり、構成(目次)を立てたり、素材としての自分史年表を作成したりするわけです。
そして、出版の方法を決めます。
出版の方法は主に、自費出版、商業出版があります。
中には共同出版という方法もあります。
自叙伝の場合、やはり自費出版が多いですね。
自費出版は文字通り、自分でお金を出す出版方法です。
「自分でお金を出すのは、ちょっと……」
と思われて、デメリットばかりが目立っているようですが、メリットは、あなたが望む本がつくれる、ということです。
商業出版は良くも悪くも、売れるか、売れないか、で判断されるため、自叙伝はなかなか企画が通りません。
通ったとしても、編集者の手が加わり、あなたが望まない本に仕上がってしまう可能性があります。
このリスクはとても大きく、近親者からの評判を落としたり、なによりあなた自身が、本に対する愛着を失ってしまったりすることがあるのです。
出版の方法を決めたら、つぎは出版社選びです。
最近では、自費出版を専門としている出版社があります。
ただ、ちゃんと校正などを行っている出版社なのか、装丁にも力を入れているか、などを見極めてください。
ホームページを見ること、また実際にその出版社の本を買ってみるのもいいかもしれません。
いよいよ、実際に書いていく段階を迎えました。
1冊の本はだいたい、四百字詰原稿用紙で250枚から300枚が必要です。
およそ、10万字ですね。
1日に原稿用紙1枚を書いていけば、250日で完成する計算です。
また、手書きか、データかにも違いがあります。
出版社によっては、金額が異なりますので、気をつけてください。
手書き原稿のほうが、高くなります。
大まかな流れをお伝えしてきました。